福田首相辞任

はじめはまた投げ出すのか、ひどいなあと思ったのですが、会見を見て少し意見が変わりました。

私が１カ月前に内閣改造したということ、なぜ１カ月後に総理自身やめるのかということで、これは、もっともなお話だと思います。私も内閣改造をしたときには少なくとも、重要な案件について何とかしたいという意欲を持っておりました。特に経済については特に重視しなければいけないという思いがございました。しかし、それが先週末に一応の決着を見たということであります。
じゃあ、いま現在、どうして組閣当時と考え方が変わったのかと申しますと、そのあとのいろいろな政治の状況がありますので、そういうことを勘案して、この臨時国会が少しでも順調にいくようにと考えましてね。また野党は、解散、解散とあおるわけですね。解散ということがありますとね、それは議員心理というものは、いろいろございますので、そういう議員心理の結果ですね、また政治情勢が不安定になってはいけない。そういうことになった場合には、国会だけの話じゃない。国会議員だけの話ではない。国民全体にご迷惑をおかけする。これが一番いい時期だと思っています。
首相会見〈２〉「小沢代表と胸襟開き話したかった」（asahi.comより）

財政赤字が増えるため反対していたバラマキ（定額減税）が補正予算に盛り込まれたこと。内閣が召集を決定できる臨時国会の日時が、なかなか決められなかったこと。こういった総理大臣としての職務ができなくなったことに対して辞任ということになったのかと感じました。野党が何を言おうとも平気だけど、味方の与党から言われたらできないよ、というような。

「ポスト福田には麻生幹事長」　森元首相が言及（msns産経）

しかしながら、日本でもっとも責任のある総理大臣なのですからこういう外野の声は無視して安心を実現していってほしかったなと思います。もしくは背水に落ちた時点で解散してほしかった。
いろんな場面で、普通の人な感覚を持っている人だと思ってましたが、このコメントから辞め方まで普通だったんだなと感じました。総理大臣になることで変わってくれることを期待してたんですが、残念です。

タグ：福田首相 辞任